私という人

久しぶりにブログを始めることにした。

三日坊主の私だから続くかわからないけど、今の自分のことや自分に対して思っていることを書けたらいい。

 

 

私のアイデンティティーを考えた上で重要な構成要素になっているのは韓国だろう。

 

私は韓国語、韓国文化が大好きだ。もちろん音楽やドラマが大きく影響している。今回は私と韓国の出会いについて書いてみようと思う。

 

 

私が韓国と出会ったのは中学生の頃だった。当時は韓流ブーム真っ只中で、日本人の多くもそれに魅力されていたが、我が家も例外ではなかった。

母の影響で、毎日昼夜を問わず韓国ドラマが流れ続ける日々が続いた。

当然そうなれば関心を持つもので、母とともに毎日見ていた。

本格的に見始めた初めてのドラマが「チュモン」だった。そしてその後、私が韓国ドラマに大きな関心を抱くようになった原点の「宮」を見た。

 

今までに見たことのないような展開。話数が長く濃いストーリー。美しい俳優陣の息を呑むような演技。

 すべてが新しく、すぐに惹きつけられてしまった。

 

私の高校は第2外国語の履修が必修であり、私は韓国語を選んだ。元々英語が好きだったので、将来たくさんの語学をやりたいと思っていた。韓国語は比較的に習得しやすい、と聞いており、3年である程度完璧にする予定で選んだ。

 

もちろんドラマがすきだったというのも理由の一つだ。

 

しかし一度始めてみると、韓国語の取得がすごく楽しかった。「勉強になる」との大義名分で、韓国ドラマ鑑賞もさらにヒートアップした。多い日は、1日に2時間毎日見ていた。部活もしていたので、1日の相当な時間を費やしていたと思う。笑

 

そして私は大学生になった。3年でやめるつもりだった韓国語にはさらにどっぷり浸かっていた。大学1年生の後半に、友人にexoのコンサートに行かないかと誘われた。ドラマオタクではあったがbeast の曲に1時期はまったくらいで、kpopにはそれほど興味がなかったが、それがきっかけでexoを勉強した。そうするとすぐに好きになった。笑

そこからはkpopの沼にはまっていった。

 

そして学生生活を残りわずかに控えた今、わたしはまだ韓国語を勉強し、韓国の歌を聞き、さらには韓国に関する研究をしている。語学に関しては、英語よりも得意になってしまった。

 

わたしにとって、韓国は重要な出会いだったと思うのは、様々な面がある(後々書こうと思う)が、大きなものは、バイアスをきれいさっぱり無くしてくれたことだ。

 

中学生のわたしは韓国に対して特になんのイメージもなかった。当時友人の間で流行っていた東方神起、少女時代には全く興味が無かった。世間を席巻していた「kpop・韓流」をむしろ疎んでいたかもしれない。

韓国人に対しても然りだ。周囲にいなかったから、とても悪いイメージはなかったが、かといって良いイメージもなかった。メディアの報道するようなイメージを持っていたかもしれない。

 

そんな私が、ドラマとの出会いで完全に変わった。

全く、色眼鏡を使わなくなった。

自分の目で見るようになった。

 

それってすごくステキなことだと思った。

人は誰しも育った環境、周囲の人々に影響を受ける。 色々な考えを持った人がいる。

 

 

ただ私は、知らないものを「こうあるもの」と聞いて、教えられて捉える人間ではなく、自分で知ろうと思える人間になれたと思う。少なくとも韓国という国については。

そしてそれをいとも簡単にできるようにした、文化に大きな興味と感謝の念を抱くことになる。これが現在の私の考え方に大きく関わってくる。

 

 

韓国を好きになって、はまってしまったことで失ったものもあるかもしれない。

でもそれを列挙する必要がないと思うくらいたくさんのものを得られた。

 

語学力、文化への理解はもちろん、バイアスのない目、大切な友人、感性。

 

頑張りたい時、辛い時はkpopを聴き、時間があればドラマをみて、韓国を通じて出会えた素敵な人々、親友と語る。

私の日常は韓国と共にある。

 

あの頃にドラマにはまれた自分、韓国語を選んだ自分があってよかったな、と深く思う。